所有することが幸せにつながる時代じゃなくなりました

それは自己を表現する方法が変わったからです。

世界一若い億万長者「モノから幸せを得ることはできない。これが僕の出した結論。」
http://heyazine.com/story/youngest_billionaire


若者の◯◯離れはよく聞く話ですよね。
テレビを見ない、車を買わない、家を買わない。
最近では結婚式を挙げない、なんてのも聞くようになったかもしれません。
実際に僕の家にもテレビはありません。
車も家も欲しいと思ってはいません。
必要になれば買うかもしれませんが、賃貸やシェアで事足りると考えています。


若者の◯◯離れは何故起きているのでしょうか。


◯◯離れは経済力の低下が原因でしょうか。
ここで、10年前の平均年収と比べてみましょう。
平均給与額で言えば平成15年462万円 平成25年438万円であり平均年収は多少下がっています。
http://nensyu-labo.com/nendai_30.htm


しかしこの多少の低下が影響するでしょうか。
今後年収の大幅な増加が期待出来ないとしても、大幅な低下ではない限り、購入しないことに繋がらないのではないでしょうか。


それなのに◯◯離れが起きるのは、経済力の低下ではなく、自己を表現する方法の変化が原因でしょう。


私の祖父や父親から、「AJも給料取りになったことだし、家や車を買って所帯を持たないと」と言われます。
所有することで何したいかよりも、所有すること自体に重点が置かれているんです。
以前は車や家を所有することで、一人前の証だったのかもしれません。その時代の青年達も、その証を手に入れる為(他者に認めてもらう為)にそれを所有出来るように努力したのかもしれません。


しかし、自己の表現方法は変わりました。
自己の表現方法はモノを所有することから、体験を保存し共有することへ変化しました。


SNSFacebookInstagram等)で、彼とこんな美味しい料理を食べました、誕生日にこんなバースデーを開いて貰いました、こんな凄い所へ訪れましたといった体験を保存し、共有することが出来るようになったんです。
そしてそのことが、所有で自己を表現しようとしていた層の流出を招き、◯◯離れに繋がったんではないかと考えています。
欲しい人は、お金なくてもなんとか買おうとしますもんね。


ということでこれからの時代は自己の表現方法が変化したことで、最小限の所有物で幸せに暮らせる日が来ているのではないでしょうか。